各国通貨に対する円価格 年初来騰落率
ドル円に大きな円高が進んだ一週間でしたが、クロス円通貨では強弱感が2極化されていることが見て取れます。
メジャー通貨に限ると再び米ドルが最弱通貨といった様相です。
3/5時点の各国通貨に対する円価格を確認しておきましょう。
リスク回避の動きからのスイスフラン買い及び、オセアニア通貨買いの流れを掴むことが出来ます。
ユーロ/円が次第に堅調になってきました。
反面、高金利通貨として人気あるトルコリラ/円、南アフリカランド/円がもう一段の円高です。
対円では下げを加速しており、スワップ派の中にも含み損を抱えている方が多くいることが予想されます。
これら通貨ペアのさらなる円高には十分注意をしていただきたいものです。
【USD/JPY】急激な円高局面を歴史から判断する
急激な円高局面に突入しています。
本日もカナダ中銀の0.5%利下げが発表され、世界経済の減速懸念がさらに強まっています。
今更ながら米国内の経済情勢に不透明感が漂うとの後付け解説がされてはいますが、このような局面でこそ冷静な判断が求められます。
ドル円は歴史的な水準近くにまで円高になってきました。
前回まではドル円の105~106円水準が底堅いことを継続的にお伝えしていましたが、これを突破してしまった現在における円高局面では、反対に105~106円を戻り高値(強力なレジスタンス)として想定しておく必要があります。
買い方は一旦ロスカットすることも必要でしょう。
ただし、100円台前半(特に101円台)が歴史的には大きな節目でありますため、今一度冷静に分析しておきましょう。
【ドル円・月足チャート 1971~2007年】・・・画像クリックで拡大表示します。

1990年以降のドル円の推移は概ね、±10~15%の変動幅に収束されています。
2008年は年初から円高が続き、すでに9%近い円高になっています。
100円レベルに円高となった場合の前年終値に対する騰落率は-10.47%、-15%レベルで95円になることを以前の記事でお伝えしています。
すなわち、変動幅:±10~15%から推測される2008年の円高目処は、95~100円程度になります。
ここは新規買いを考えたい局面でしょう。
前々回の記事の中でドル円の上値の重さをMACDとRSIを使ってお伝えしていました。
106円前後でのサポート期待は見事に裏切られ、買い方のストップロスを巻き込みながらの一段の円高に推移しています。
あれから10日足らずで約5円もの円高。
現在は下げの勢いの方が圧倒していることを改めて思い知らされます。
【USD/JPY(米ドル/円)・日足チャート w/MACD&RSI】

クロス円の下げスピードも大きくなっています。
通貨ペアによっては、すでに売りシグナルが出ているものも多くなっていますので、現状を踏まえた冷静な対処が必要です。
ただし、反発局面での戻りも大きくなることが予想されますので、個々人のリスク管理能力が問われる為替相場地合になっています。
為替相場以上に、株式市場で予想される再暴落も懸念されます。
利下げが続く米ドル、ドルキャリートレードを分析
ドルの利下げが続いたことにより、現在の金利水準からは新たにドルキャリートレードの動きを指摘する声が大きくなっています。
対ドルでは、オーストラリアドルが23年ぶりの最高値更新を昨年10月にお伝えしていました。
豪ドル/米ドルも昨日から更なる上昇を見せ、昨年11月の高値0.9399ドルを更新。
上昇に弾みがついてきました。
同じオセアニア通貨のニュージーランドドルについても、対ドルで1985年の変動相場制移行後の最高値を更新。
昨年10月以降のボックス圏を上抜けて、新波動入りの動きを見せています。
再び商品市況が高値更新に転じ、WTI原油相場は100ドル乗せ、金先物も最高値更新を続けています。
これら商品市況への資金流入が続けば、オセアニア通貨の更なる上昇に追い風となりそうです。
米ドルを売る動きが鮮明になりました。
ドル円の動きにも膠着間が強まっていますので、金利差に着目したドルキャリートレードを想定する流れから、NZドル/米ドル、豪ドル/米ドル、ユーロドルの日足チャートを確認してみましょう。
【NZD/USD(ニュージーランドドル/米ドル)・日足チャート w/MACD&RSI】

NZドル/米ドルは0.74~0.79のボックス圏をブレイクアウト。
直近でも三角保ち合いをブレイクアウトする形となり、買い方有利の展開になっています。
史上最高値を更新している水準でもあり、もう一段の上昇も期待されますが、25日移動平均線からのかい離が顕著になっていること及び、RSIでも過熱ゾーンに位置していることからも、目先的には一旦調整の場面を想定しておきたいところです。
【AUD/USD(豪ドル/米ドル)・日足チャート w/MACD&RSI】

豪ドル/米ドルは割とあっさり0.94ドルに乗せてきました。
NZドル同様に最高値更新の動きですが、0.95近辺が節目として心理的にも意識される水準ですので、こちらも一旦は下落となる目先の調整を予想します。
ただし、為替相場を消去法的に考えた場合でもオーストラリア買いの流れが急に止まることは考え難く、押し目があれば積極的に買いを狙いたいところでしょう。
豪ドル/円はドル円に足を引っ張られる形になっていますが、100円台をしっかり固めることができればもう一段の円安にも期待が持てます。ただし、ドル円の動向には注意が必要です。
【EUR/USD(ユーロ/米ドル)・日足チャート w/MACD&RSI】

EUR/USD=1.50ドル直前の水準で何度も跳ね返されていましたが、売り方のストップロスを巻き込みながら1.50ドルを一気に上抜けてきました。
金利水準からみても、EUR>USDの強弱感が鮮明になってきましたので、保ち合いブレイクアウト後の順張り投資でユーロ買いドル売りにエントリーしたいところです。
支援材料でも出れば1.52ドル程度まではあっさり行きそうな気配です。
この場合のRSIは70%以上を張りつきになりますので、買われすぎゾーンの判断は慎重にお願いします。

